VPNサーバー
VPNサーバー(virtual private network)とは、海外などの遠く離れた場所から、あたかも日本の家の中や会社のネットワークの中にいるような環境にする為のサーバーです。海外へ旅行で行かれる方。海外にお仕事で行かれる方。海外に移住されている方。海外に居る状態では、日本のIP規制を回避する為に「VPNサーバー」を稼働させてありますと、様々なシーンで役立ちます。今回は、この日本へ接続した「VPNサーバー」の接続速度のテストをしました。
役立つシーン
- 海外で日本のテレビを視聴する(通常、海外では日本のオンデマンドテレビが視聴できません)
- 海外で海外IPが弾かれる通販サイトなどのクレジットカード決済をする。
- 海外から日本の自宅の共有フォルダーにアクセスする。
- 海外から日本の自宅のネットワーク機器を遠隔操作する。
- 中国でFacebookやTwitterなどのSNSを利用する。
- 海外から日本の自宅の固定電話を受けたり発信したりする。
結果
先に結果を書いてしまいますが、日本の自宅にフレッツ光を契約している方は、NTTが貸し出すモデムルーターに付属するVPN機能を使うのが一番速度が速くて、余剰な経費も必要ありません。
フレッツ光以外の方は、ネットワークの知識が必要になりますが「QNAP」のサーバーで構築するのが速くてお安いです。
QNAPより簡単にVPNサーバー環境を構築できるのは「VPNサーバーBOX」です。少し設定が必要ですが、上記の「QNAP」より用意です。サポートもしっかりしています。但し、スピードが遅い事と発熱の対策が必要です。
検証
バンコクのアパートでは、「True Online」 の光インターネット(100mbpsプラン)でブロードバンドに接続しています。
今回は、日本の自宅に設置した3機の「VPNサーバー」へ接続した時のスピードを測定しました。
- NTT西日本の純正ルーター付属の「VPNサーバー」
- Netgear製「Nasサーバー」にインストールした「VPNサーバー」
- QNAP製Nas「サーバー」にインストールした「VPNサーバー」
保守用に「VPNサーバーBOX」も2機ほど稼働しておりますが、10mbps程度のスピードしか出ませんので、今回のスピード記録をしていません。
アパートのTrue光回線を何も通さずに測定した結果です。100Mbpsの契約で110Mbpsの速度が出ています。ストレスなくインターネットを使えています。
日本の「フレッツ光西日本」の純正ルーターに付属する「VPNサーバー」を経由した時の速度です。
日本の自宅に設置したNetgear製「NASサーバー」の「VPNサーバー」を「L2TP」接続で経由した時の速度です。
日本の自宅に設置したQNAP製「NASサーバー」の「VPNサーバー」を「PPTP」接続で経由した時の速度です。この接続は、パソコンのクライアントソフトからでなく、次に説明するルーター本体のクライアント機能を使いました。
QNAP製「NASサーバー」のVPN は、「PPTP」にしました。バンコクのアパートでTrueのルーターにブリッジ接続した「ASUS」の「RT-AC3200」は、「PPTP」にて接続できる「VPNクライアント機能」が付いてます。
ASUSのルーター以降に繋がるブロードバンドは、全て日本の「VPNサーバー」を経由しますので、部屋の中の全てのネットワーク機器が日本を経由して接続している事になります。
こんにちは。
グアムから、ソニーのロケフリでハードディスクレコーダーチューナーで視聴しています。
スリングボックスも近々サービス終了しますし、ソニーもいつ終わるか分からないので、勉強になりました。最新のハードディスクレコーダーでも90日対処は上手くいくのですかね?
スリングボックスなどのチューナーは、家庭内のLAN内でしたらサービス終了後も使えますので、サービス終了後は、スリングボックスを設置した建物にVPNサーバーを設置する事で、その後も使う事が出来ます。90日のペアリンクはVPN接続では出来ないです(T T)
【最終章】日本のテレビを半永久的に海外で観る方法
参考にして下さい~!!!